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2024.07.15 家づくりよもやま話

家づくり迷子にならないために

 

こんにちは!営業スタッフの北嶋です。間もなく梅雨明けでしょうか?今年も猛暑が予想されているようですが、猛暑が通常になってしまったように毎年が猛暑ですね。熱中症に気を付けて健やかにこの夏を乗り切りましょう!

 

今回は「家づくり迷子」についてのお話をさせていただきます。

家づくりに携わってきて「家づくり迷子」になってしまった方と出会うことがあります。迷子にも時代とともに変化があります。最近感じる迷子の特徴についてまとめてみました。これから家づくりを始められるみなさんは読んでいただき、迷子にならずに家づくりを楽しめるようにしていただけたらと思います。

 

 

 

 

結論から申し上げますと、「家づくり迷子」になる方の特徴は、

「自分たちはどういう人間(どういう個性)があり、どういう暮らしをしたい」のかを最初にしっかりと考えていないところにあると思います。最初に自分の軸が出来れば、迷ったときも戻ることが出来ます

 

いくつかの特徴的な迷子をご紹介します。

 

1.間取り迷子

間取りに正解はありません。土地や周辺環境、法規制、予算、なによりも住む方が違うのですから。無限に間取りはできますので、迷子になり、とことん悩む方がいらっしゃいますが、あまり良い結果は得られません。「もっと可能性があるのではないか」「自分がやりたいことがわからない」このような状態で間取りを確定しても後悔すると思います。なぜそうなるのか、提案側の力量不足が問題であれば設計者を変更すれば良いのかもしれませんが、多くの原因はご自身の「軸」がないことにより生じているのです。

・自分たちはどういう人間なのか

・自分たちはどんな暮らしをしたいのか

軸は自分でないと、どんな間取りを提案してもしっくりこないと思います。

間取りはパズルのようなパーツの組み合わせではありません。パーツの組み合わせをするとパーツとパーツをつなぐ動線が増えて家が大きくなりコストアップになります。

 

2.やりたいことだらけ迷子・やりたいことがコロコロ変わる迷子

  ・シューズクローゼットが欲しい

  ・収納が沢山欲しい

  ・ファミリークローゼットが欲しい

  ・洗面と脱衣室が欲しい

  ・エコカラットやタイルをはりたい

  ・パントリーが欲しい

  ・回遊同線が欲しい

  ・LDKは20畳以上欲しい

  ・書斎がほしい

  ・雑誌に出てくるような高級キッチンを採用したい

  ・海外製食器洗浄機を採用したい

  ・人と違うことをやりたい

  ・インスタ映えするインテリアにしたい

上記ようにやりたいことは沢山あるでしょう。しかもそのやりたいことはコロコロ変わるのです。

気持ちは理解できます。

しかし、ほとんどの人が「予算」や「敷地」には限りがあり全てを叶えるのは難しいことです。この全てが叶えられないと家づくりは失敗でしょうか?私はそうは思いません。本当にやりたいことが見極め出来ていれば、それは必ず叶えましょうと私たちがサポートします!

自分軸で考えて、やりたいことの取捨選択をして下さい。最初にどんな暮らしをしたいのか。自分たちはどういう人間なのかを考えておけば、取捨選択出来ると思います。自分たちがどんな暮らしをしたいのかが決められていないと、何をやっても失敗に感じるのではないでしょうか。

 

3.SNS迷子

家づくりをされる方はSNSを参考にする方が多いと思います、沢山の情報がSNSにはあります。気に入ったものをスクリーンショットや保存機能を使って集めていると思います。SNSの中には「これは絶対やること」「絶対やってはいけないこと」など「絶対」という表現がありますが、発信者目線の絶対が自分たちの絶対ではありません。同じ設備や間取りに関して、ある人は「絶対やるべき」また別の人は「絶対やってはいけない」と言われ、どうしたら良いのでしょうかとなりますよね。

 

私がおすすめするのは、保存した画像をみてそれを「言語化」することです。最初はなんとなくすきな画像などを集めて良いと思いますが、その画像のどこが好きになのか。たとえば、「モノの少ないスッキリした感じが好き」「観葉植物が映える空間が好き」「木をふんだんに使用した雰囲気が好き」「床でごろごろできそう」など言語化することで、自分たちの好きの理由が理解できるようになりませんか。

 

情報が豊富な現代だからこと、情報に翻弄されるのはなく、情報を活用できるようにしたいものです。この情報を活用するためにも、自分の軸が必要となると思います。

 

4.周囲の意見を聞きすぎて迷子

はじめての家づくり。金額も今まで使ったことのないような高額なもの。

周りの意見を聞きたくなりますよね。親・兄弟・友人・職場の同僚など。いろいろな人の意見が聞きたくなりますし、相談したいですよね。もしかしたら誰かに頼りたいという心理なのかもしれません。周囲の意見には何の責任もありません。その意見をどこまで聞くのかはよく考えて下さい。家を建てるのは自分たち自身で、その家で暮らすのも自分たち自身です。

 

最後に

家をつくろうと思ったら、是非、家づくりノートを作成して下さい。これは実際にノートとペンでもいいし、パソコンでもいいです。

まずは自己分析をしてください。整理整頓が得意か、掃除好きか、庭があったとして庭いじりが好きか。何をしていると一番くつろぐのか。どういう状態がストレスを感じるのか。今の住まいで気に入っているところはどこか。モノの所有の傾向(モノは少ない・服が多い・趣味に関するモノが多い・思い出の品々が捨てられないなど)

自己分析の次に、「どんな暮らしがしたいのか」を言語化して下さい。家づくりの最初にこの作業を行えば、自分たちの「軸」が定まると思います。この作業に画像はいりません。全てを言語化することに意味があります。

 

同じ家が完成しても「成功した」と思う人もいますし、「失敗した」と思う人もいることでしょう。これを読んで下さったみなさんには「成功」して「満足」して家と家族を慈しんでほしいと思います。

 

私たち田辺木材ホームのスタッフは、家づくりの伴走をしたいと思っています。

そのためにもまずは、走る方向やルート、ゴール地点を自分たちでも考えてみて下さい。

SNS映えのキラキラした家づくりを思い描いている方には少しつまらないブログかもしれませんが、迷子にならないように、あるいはすでに迷子になっている方に少しでもお役にたてたら嬉しいです。

楽しい家づくりを一緒にしましょう!

 

 

営業スタッフ 北嶋