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2024.03.23 リフォーム

床の貼替について

田辺木材ホーム 田邉です。

 

新築から数十年経つとマンションも床がはげてきたり、劣化してきます。

マンションリフォームでよくある床の工事について書かせていただきます。

 

床工事には重ね貼りと貼替とがあります。

 

重ね貼りとは、

 

既存の床材の上から新しい床材を重ねて貼る工法です。重ね貼りでは、次のようなメリットが期待できます。

● 床材の撤去・廃棄費用が発生しない

● 工期が比較的短い

● 床材が二重になり強度や防音性が上がる

既存の床材を撤去する必要がないため、撤去・廃棄コストがかかりません。作業工程が少なくなるため、比較的早く工事が完了するのもメリットです。

また、床材が二重になった分、耐久性や防音性など性能の向上を期待できます。

 

デメリットとしましては

● 厚みが生まれ段差ができやすい

● DIYできるが仕上がりに差が出やすい

重ね貼りした部分が既存の床材よりも高くなり段差となるため、つまずいたり、ドアの開け閉めが不便になることもあるので注意が必要です。

新しく貼る床の厚みに注意が必要です。

 

上貼りをした例(パナソニック ウスイータを使用)

 

既存が直貼りフロアー場合は、上貼りするときは、床が柔らかい為、フロアーや無垢のフロアーは、上貼りにはむきません。

上貼り用の薄いフロアーを選びます。

 

床の貼替とは

既存の床材を撤去し、新しい床材を張る工法です。貼替には、次のようなメリットがあります。

● 下地の状態を確認できる

● 床の高さを調整できる

● 機能性の高い床材に変更できる

無垢材を貼ることもできます。

貼替をした例(無垢材 栗を使用)

 

既存の床材を下地ごと貼替えるため、張り替え前に下地の現状を確認できます。

下地は腐食やきしみが起きる場合がありますが、張り替えによって下地のトラブルを解消できるのがメリットです。

下地から貼替えることで既存の床材との高さの調整ができるため、床の段差を解消し、高齢の方やお子さんがいる住宅でも安全に配慮することができます。

また、床材の中には、防音や抗菌など機能性の高いものもあるため、貼替えによって高機能な床材に変更できます。

重ね張りに比べると費用が高くなりやすいため、見積もりを確認した上で不要なコストを賢く削りましょう。

 

 

新築時マンションの床は2種類

 

直貼りフロアー

マンションの床下地には、二重床下地とコンクリート下地があり、下地によって使用できるフローリングが異なります。

コンクリート下地の場合は専用の直貼り防音フローリングを選択することになりますが、防音フローリングは裏面にクッションシートが貼られていて、歩くとふわふ

わ感があります。歩くとふわふわするタイプのフロアーです。

 

一般的なフロアー

一般的にフロアーと呼ばれるものです。

合板に床のシートを貼ったものです。

 

既存床が直貼りフローリングでも、住戸内をすべて解体・撤去して、一から間取りを造るスケルトンリフォームなら二重床下地にやり替えることが可能です。その場

合は、裏面にクッションのないフローリングを使用することとなり、歩行感を硬くすることができます。

 

貼替の場合は、コンクリートと床の間にはこのように支持脚とパーチクルボードで施工します。このような施工が下の階に響かなくて済みます。

 

こうすれば、下の階に響きにくくなります。

 

下階に伝わる生活音を緩和することができ、遮音性能を持つことができます。

 

床高をできるだけ低く抑え、天井高を確保できます。

                  メーカーより  

 

床をリフォームするときはドアとのからみもありますので、打ち合わせが大事になってきます。

マンションは戸建てに比べ選ぶものが限られてきますので、注意が必要です。