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難しい建築用語
田辺木材ホーム 田邉です。
私はもともとエネルギーの会社で働いていて、結婚して建築業界に入りました。38年前、建築業界のことは全く知りませんでした。
わかりづらい建築の単位
そのころは(ずいぶん前になりますが)大工さんと話をしていると、なんの話なのか分からない、意味が分からないと思うことがありました。
木材店に材木の注文に来られた大工さんが「4メーターの一寸のインゴを6本」「1間もんの材木で・・・」
意味は「4mの3㎝×4.5㎝の材木を6本ください。」「長さ2メートルくらいの材木で・・・」という意味です。
建築のサイズは尺貫法であったりmmで表したりします。
4mの3㎝×4.5㎝はmmで表しますので、4000×30×45の材木のサイズとなります。
1間(いっけん)は、約1.82(≒1.818)メートルです。また1間=1820mmです。かなりザックリ考えるなら約2.0m(≒200センチ)2000mmです。
知っていたらいいね 建築用語
在来工法
日本の住宅建築の主流を占める木造軸組構造(もくぞうじくぐみこうぞう)とも呼ばれます。
なぜ日本は木造住宅が多いのかというと、国土に豊かな森林があり、木材などの材料が手に入りやすかったことがあげられます。
軸組
壁面を構成する骨組みのことをいいます。
剛床
水平荷重(横からの力)に対して、無限の剛性と耐力を持ち、絶対に水平方向に変形することのない床のことを指します。
真壁と大壁
木造住宅の壁には、大別すると柱が室内に露出している真壁(しんかべ)づくりと、壁が柱を覆い隠す大壁(おおかべ)があります。
伝統的な建築は柱が見えている真壁づくりと言われています。性能住宅やマンションが多い昨今はほとんどが大壁づくりとなります。
真壁づくり
大壁づくり
建具
住宅の開口部に取り付けられる仕切りのこと。外部建具と内部建具があり玄関ドアや室内ドア、クローゼットなどをさします。
枠の見込み
枠の奥行部分とその寸法のことをいいます。
枠の見付け
枠の正面部分とその寸法のことです。
枠のちり
壁面と枠面の間にある差とその寸法のことです。
屋根
切妻・片流れ・入母屋などが代表的な屋根の形です。
パナソニックリフォームショップ紹介サービスより
はめ殺し窓
FIX窓(フィックス窓・はめ殺し窓)のことで、外観をおしゃれに見せるのに最適で、スタイリッシュな印象を与え、たくさんの光を取り入れることができます。円形や長方形などさまざまな形があり、デザインのアクセントになるだけでなくカーテンとの組み合せでおしゃれなインテリアにもなります。建築用語として極めつけの怖い表現です。
さまざまな用語があり、ブログでは書ききれません。
新築住宅の建築時やリフォーム工事の時には知っておかれるといいかもしれません。