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2024.02.08
新築工事現場
地盤調査について
地盤調査
建物などを建てる際、工程の1つに地盤調査があります。
地盤調査を行うタイミングは土地へ建物を建てる前です。新しく購入された土地に注文住宅を建てる場合、既存住宅の建て替えの場合どちらも調査が必要です。
自由設計にてプラン確定後、その地盤がどの程度の建物の重さに耐え、沈下に抵抗する力(地耐力)をもっているかを調べることです。
例えば、その土地が軟弱な地盤で、建物の荷重に耐えられないと、建物は沈下します。地盤調査では、建物が沈下するかしないか判断でき、沈下の恐れがあれば適切な対策(地盤改良)を行います。
調査方法
スクリューウエイト貫入試験
戸建住宅の地盤調査の標準的な調査方法として流用されています。以前はスウェーデン式サウンディング試験と呼ばれていました。原位置における土の貫入抵抗(硬軟度合締り具合)や土層構造等を判断し、支持力を推定する簡易な地盤調査です。
先端にスクリューポイントを取り付けたロッドの頭部に1.00kN(100㎏)までの荷重を加えて貫入量を測定します。貫入が止まったらロッドに回転を加え地中にねじ込むのに必要な半回転数を測定し、換算式より支持力、換算N値を算出して建物基礎の検討資料として流用しています。
調査完了後、地盤判定書により直接基礎が可能か判断することになります。
直接基礎が不可能な場合、地盤補強工事が必要です。
次回、地盤補強工事について
田辺木材ホーム 辻