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2024.03.11 間取り・インテリアについて

空間別にみる照明

こんにちは!コーディネーターの染野です。

今回は照明についてお話ししたいと思います。

お家づくりは間取りや性能、設備などに目が行きがちですが、より質が高く家族に合った暮らしに影響するのが照明です。今日は空間別に照明計画の事例を紹介したいと思います。

キッチン・ダイニング

キッチン・ダイニングともにダウンライト

キッチンもダイニングもダウンライトでまとめることでラインが通り美しくすっきりまとまります。天井に木を貼ったり、折下げ天井をしたりする場合はあえて照明に目線が行かないようにシンプルなダウンライトをおすすめします。

 

キッチンはペンダントライト、ダイニングはダウンライト

キッチンの手元灯をペンダントライトにすることでキッチンの雰囲気を一気に変えてくれます。ペンダントライトのデザインによって、キッチンのインテリアを簡単に変えられるので、模様替えが好きな方にも向いています。ペンダントライトはダクトレールを使用することで細かい位置の調整ができるのでおすすめです。

 

キッチンはダウンライト、ダイニングはペンダントライト

ダイニングライトをペンダントライトにすることで食卓が少し華やかになりますね。ダイニングに採用する際はダイニングテーブルの大きさとペンダントライトの配置と大きさに注意です。バランスが大事なので、照明だけでなくダイニングテーブルも一緒に検討しましょう。

 

キッチンが壁付けの場合

キッチンが壁付けの場合の手元灯は出幅の少ないブラケットライトを取り付けます。飾り棚の下に取り付けると見た目も気にならないですね。

 

ダイニングが吹抜けの場合

ダイニングが吹抜けの場合はダウンライトが使えないためそれ以外の方法で明かりをとらなければなりません。

こちらは吹抜けの壁部分にダクトレールを取り付け、スポットライトでダイニングテーブルを照らす方法です。座る位置によってはテーブルに自分の影が映る場合があるのでテーブルのおき方や座り方まで一緒に検討することをおすすめします。

こちらは梁の下にダクトレールを取り付け、ペンダントライトでダイニングテーブルを照らす方法です。この場合はペンダントライトでもスポットライトでも可能で、梁の下であれば照明を動かすことができるのでテーブルの大きさや座り方も暮らしながら調節がしやすいですね。

こちらは吹抜けの壁部分にブラケットライトを取り付け、ダイニングテーブルを照らす方法です。ダイニングテーブルの位置の調節がしにくくなりますが、ダイニングテーブルを照らすブラケットライトは洗練されたデザインのものも多く、LDKの良いアクセントにもなります。

 

吹抜け

梁上の間接照明

梁上の間接照明は吹抜けを明るくしやすい方法の一つです。夜にくつろぐ時間帯は梁上の間接照明のみでちょうど良い明かりになります。

 

壁付けのスポットライト

壁面に直接スポットライトを取り付けます。スポットライトは角度を調節できるものがほとんどなので、一つは上に向けて、一つは下に向ける等暮らしながら調節してみてください。ダクトレールにスポットライトを取り付ける方法は位置や数も調節しやすいのでおすすめです。

 

ダウンライト

壁面をすっきりさせたい場合はダウンライトを設置することもあります。ダウンライトは吹抜けの天井に取り付けるため、スタンドライト等で明かりを調節するのがおすすめです。

 

玄関ホール

家族や来局を迎える玄関はシンプルにダウンライトのみ設置する場合が多いですがちょっとした工夫で素敵な空間に仕上がります。

間接照明

靴箱の下の間接照明は見た目だけでなく足元を照らす役割もあります。ホール正面の壁をアクセントウォールにし間接照明で照らすことでホテルのような非日常空間に仕上げました。

 

ブラケットライト

お気に入りのブラケットライトもお出迎えの玄関にはぴったりですね。ドライフラワーをかけて楽しむこともできます。

 

カウンター

勉強用や仕事用、読書用など用途に合わせた照明計画が大事です。カウンターの場合はコンセントのみ壁に取り付けて、スタンドライトを使用する方法もありますが、今回は建築段階で照明を設置した事例をまとめました。

ダウンライト

壁面に窓や収納があっても設置しやすいダウンライト。細かい作業をしない場合や、用途が様々な場合に向いています。

 

スポットライト

文字を書く作業や読書をする際はスポットライトがおすすめです。角度は調節できますが、照らす範囲は決まっているので取り付ける位置の検討が必要です。

 

ブラケットライト

カウンターの上に棚がある場合は棚の下に出幅の少ないブラケットライトを取り付けると、すっきりまとまります。

 

トイレ

トイレはダウンライトのみの事例がほとんどですが、トイレインテリアもこだわりたい場合は部屋面積が小さい分、照明で簡単に印象を変えることができます。

間接照明

トイレは夜に行くこともあるため、まぶしい照明は避けたい場合は間接照明がおすすめです。床や壁・天井でやわらかく反射しやさしく照らしてくれます。

 

ペンダントライト

ペンダントライトはトイレの奥の角に取り付けることで壁に反射した明かりや模様まで楽しむことができます。光源が直接見えるタイプや透過性のある傘のライトがおすすめです。

 

ブラケットライト

シンプルになりやすい壁にアクセントとして取り入れたいならブラケットライトです。光源が見えるもの見えないもの、モダンなデザインや洋風なデザイン、目指すインテリアに合わせて選ぶのも楽しいです。

 

洗面

洗面化粧台は既製品や三面鏡を使用する場合、照明が一体になっているものが多いですが、造作で洗面をつくる場合は照明も一緒に計画もできます。

 

ブラケットライト

素敵なデザインが多いブラケットライトは洗面化粧台の雰囲気を決める大きな要素の一つですね。洗面化粧台は顔を洗ったり歯を磨いたりするので直接明かりが顔に当たる形状を選ぶ必要があります。

 

ペンダントライト

ただいま手洗いでオープンな場所にある洗面にはペンダントもおすすめです。お気に入りのデザインのものを設置して空間のアクセントにもなります。

 

間接照明

明るさだけでなく洗練された美しい洗面化粧台をつくるには間接照明は欠かせません。水まわりに採用の多いタイルとの相性もばっちりですね。

 

玄関ポーチ

玄関ポーチはお家の顔ともいえる大切な場所ですね。機能面ではセンサーで反応して点灯するタイプがおすすめです。

 

ダウンライト

すっきりとした玄関を目指すならダウンライト。玄関間口が狭かったり、玄関ドア横に窓があったりする場合も問題なく取り付けが可能です。

 

ブラケットライト

玄関ドア以外にアクセントや装飾のような役割も兼ね備えたブラケットライト。表札やポストとテイストを合わせて設置するのもおすすめです。

 

居室

 

シーリングライト

シーリングライトは交換が簡単な点や、コスト面で居室での採用が多い照明です。現在は高さが低く天井になじみやすいシーリングライトも増えてきています。

 

ダウンライト

天井をすっきりさせたい場合や、天井が勾配の場合はダウンライトを採用。寝室でダウンライトを採用する場合は、寝るときの頭の位置の上にダウンライトが来ないように配灯する工夫が必要です。

 

間接照明

間接照明は調光をつけることで心地よい空間を演出しやすくなります。壁面を照らすコーニス照明でも天井を照らすコーブ照明でも部屋の大きさや用途に合わせて計画しましょう。

 

ブラケットライト

ベッドサイドにブラケットライトを取り付けることでホテルライクのような寝室に。ベッドのサイズも一緒に検討が必要です。

 

いかがだったでしょうか。家づくりにおいてあまり重要視されにくい照明ですが、暮らしにとってもインテリアデザインにとっても大事な要素の一つなんです!家づくりではどうしても後回しになりやすい照明計画ですが、よりよい暮らしのためにぜひ参考になればと思います。

設計・コーディネーター 染野